Contact Settings and Risk for Transmission in 3410 Close Contacts of Patients With COVID-19 in Guangzhou, China
Abstract
Background:
SARS-CoV-2感染患者との濃厚接触における感染リスクは良く分かっていない。
Objective:
様々な状況におけるSARS-CoV-2の濃厚接触者への感染リスクを評価すること
Design:
Prospective cohort study.
Setting:
中国GuangzhouにおけるSARS-CoV-2の濃厚接触者
Participants:
391例における3410例のtra濃厚接触者が2020/1/23~3/6、追跡された。曝露の状況に関するデータ、RT-PCR検査、元の患者と二次的に感染した患者の臨床的特徴を収集した。
Measurement: COVID-19の症例は中国で出版されたガイドラインに基づいて診断された。異なる状況における二次感染の率を計算した。
Results:
濃厚接触者3410例のうち127例 (3.7% [95% CI 3.1-4.4]) が二次的に感染した。これら127例のうち8例 (6.3% [CI, 2.1-10.5])は無症状。症状のある119例のうち20例 (16.8%)は軽症、87例 (73.1%)が中等症、12例 (10.1%)が重症またはcriticalな状態。家庭内の状況での感染(10.3%)と比べ、医療者の感染は低く(1.0%; OR=0.09 [CI, 0.04-0.20])、公共での感染も低かった(0.1%; OR=0.01 [CI, 0.00-0.08])。二次感染率は元の患者の重症度に応じて上昇した:無症状なら0.3% (CI, 0.0 to 1.0%)、軽症なら3.3% (CI, 1.8-4.8%)、中等症なら5.6% (CI, 4.4-6.8%)、重症orCriticalなら6.2% (CI, 3.2-9.1%)。元の患者が喀痰の症状を有していれば二次感染のリスクは上昇した(喀痰あり13.6% vs. 喀痰なし3.0%; OR, 4.81 [CI, 3.35 to 6.93]).
Limitation:
COVID-19の患者における思い出しバイアスがあるかもしれない。元の患者の症状と重症度は接触のタイミングでは評価していない。
Conclusion:
家庭内感染がSARS-CoV-2感染の主な状況であった。濃厚接触者におけるSARS-CoV-2感染リスクは元の患者の重症度とともに上昇した。