リウマチ膠原病のQ&A

日常診療で出会ったギモンに取り組んでいきます!

巨細胞性動脈炎GCAのACR分類基準1990年

The American College of Rheumatology 1990criteria for the classification of giant cell arteritis.
Hunder GG, et al.
Arthritis Rheum 1990; 33(8):1122-8.
 
1990GCA分類基準
項目と定義
1.発症時の年齢が50歳以上;症状または所見が50歳以上で出現すること
2.新規の頭痛;頭部の限局した頭痛で、新規または新しいタイプであること
3.側頭動脈の異常;触診による側頭動脈の圧痛または拍動低下。頸動脈の動脈硬化によらないもの。
4.ESR上昇;Westergren法でESR50mm/hour以上
5.動脈生検の異常所見;動脈の生検で単球優位、あるいは通常多核巨細胞を伴う肉芽腫性炎症で特徴付けられる血管炎
 
分類の目的において、5項目のうち3項目以上を有する場合、その患者はGCAを持っていると言える。3項目以上を有する場合、感度93.5%、特異度91.2%
 
 

 

 ps;↓でGCAのreviewを執筆させていただきました!


 

 

以下でEGPAのreviewを執筆をさせていただきました!