バクタの減感作療法の効果が、ルーチンで再開した場合にくらべ、有効であった(つまり副作用なく継続可能となった)としたHIV患者を対象とした研究です。12週間後に中止された割合が、ルーチン開始群で33%であったのに対し、減感作群では17%と、16%→NNT=7の効果が報告されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11015150/
TMP/SMX懸濁液5ml=TMP40㎎+SMX200mg
日本のバクタ配合錠1錠(あるいはバクタ配合顆粒1g)はTMP80㎎+SMX400㎎なので、懸濁液5mlはバクタ0.5Tに相当する
↓の表のプロトコールの1mlはTMP8㎎+SMX40㎎に相当するので、1mlはバクタ0.1錠に相当することになる
以上から↓の表を錠剤(顆粒)の投与量に直すと↓↓
Day 1 - 3 → 0.1錠(顆粒0.1g)
Day4 - 6 → 0.2錠(顆粒0.2g)
Day7-9 → 0.5錠(顆粒0.5g)
Day10-12 → 1錠(顆粒1g)
ただし、アレルギーがあった方は半錠で止めておいた方が無難と思われるため、Day7からは0.5錠(顆粒0.5g)を維持することでよいでしょう
※バクタ配合錠、バクタ配合顆粒・・・添付文書は (↓) のPDFをクリック