Rheumatology (Oxford). 2017 Feb 6.
Distinct patterns of lymphocyte counttransition in lymphoproliferative disorder in patients with rheumatoidarthritis treated with methotrexate.
Saito S, et al.
Objective.
RA患者のMTX-LPDの特徴を明らかにすること
Methods.
MTX投与中のLPDを発症した33例のうち20例が12週間以内に自然に改善した (regressiveLPD)。13例は改善せず、多くの症例が死亡したり化学療法を必要とした (persistent LPD)。対照群は臨床的にマッチさせたLPDを発症していないMTXで治療中の患者とした。これら3群の臨床的特徴を比較した。
Results.
3群のRAとLPDの臨床所見に有意な差はなかったが、LPDの2群のLPD診断時のリンパ球数は対照群と比べ有意に低く(497/µl in the regressive vs 680/µl in the persistent vs 1400/µl in thecontrol, P < 0.05)。MTX中止後、リンパ球数はregressive groupで急速に回復し、2週間で1214/µl (P < 0.01)になり、結果として対照群と同等になった。此とは反対にpersistent groupは12週間を通して有意に回復しなかった(620/µl at week 2, P = 0.57)。MTX中止後のリンパ球数の変化はregressiveLPDをpersistent LPDよりはっきり区別した。
Conclusion.
LPD診断時のリンパ球数の減少とMTX中止後の回復はMTX-LPDの自然回復に顕著に関連する。
