( 2011年12月30日 )
2011年11月のACRで2008年のRecommendationがUpdateされました。
“2012 update” とされているところを見ますと、2012年のArthritis Rheumに掲載されるものと思われます。
2011年のうちに片づけておきたいので、Upしておきます。
ACR2008との違いは、RA病期が2期で分けられ簡潔になったこと、Established RAのTNFi-failureにTocilizumabが選択できるようになったことくらいでしょうか。
Tocilizumabが早期RAに用いられないのは、Evidenceがまだ不十分ということなのでしょう。
5年以内に悪性腫瘍の既往のある患者にはRituximab、C型肝炎のRA患者にはEtanerceptが推奨されておりますが、あくまで、米国のExpert opnionです。
リウマトロジストもC型のRA2例にエンブレル単剤を使っています。なにせ、C型のRAにMTXをはじめから使いたくないですから(ACR2008、日本の添付文書)。
おつかれさまでした。よいお年を。